恐るべし阪神の”再生工場”!タイガース移籍で飛躍した投手(5)今やメジャーの”重要戦力”
2025/06/27 NEW
産経新聞社

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プロ野球の世界では、環境の変化によって苦しんでいた選手が復活、覚醒した例も少なくない。野村克也監督が選手を復活させた際には、「野村再生工場」という言葉が使われた。他にも、投手力に強みを持つ阪神タイガースでは、数々の選手が復活、覚醒を果たしてきた。今回は、阪神に移籍したことで成績を大きく飛躍させた投手を紹介する。
ロベルト・スアレス
投打:右投右打
身長/体重:188cm/95kg
生年月日:1991年3月1日
阪神タイガースの絶対的守護神として君臨し、チームに大きく貢献した助っ人選手がロベルト・スアレスだ。
メキシカンリーグで好成績を収めていたスアレスは、2016年に福岡ソフトバンクホークスに加入。入団1年目から58試合に登板し、2勝6敗、26ホールド、防御率3.19の成績を残した。
しかし、2017年にトミー・ジョン手術を受け、シーズンを全休。2018年に復帰を果たしたが、精彩を欠く投球が続き2019年オフに戦力外通告を受けた。
2020年から阪神に入団。シーズン途中から抑えを任されると、豪速球を武器にセーブを量産。51試合登板、25セーブ、防御率2.24の好成績を収め、同年のセーブ王に輝いた。
翌2021年も62試合登板、42セーブ、防御率1.16と圧巻のピッチングを披露。2年連続のセーブ王を獲得した右腕は、翌年からメジャーリーグのサンディエゴ・パドレスへ移籍した。
2024年にはクローザーとして起用され、65試合登板で9勝、36セーブ、防御率2.77の好成績を残すなど日米で一流クローザーとして名を馳せている。
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