恐るべし阪神の”再生工場”!タイガース移籍で飛躍した投手(6)戦力外から防御率0点台に
2025/06/28 NEW
産経新聞社

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プロ野球の世界では、環境の変化によって苦しんでいた選手が復活、覚醒した例も少なくない。野村克也監督が選手を復活させた際には、「野村再生工場」という言葉が使われた。他にも、投手力に強みを持つ阪神タイガースでは、数々の選手が復活、覚醒を果たしてきた。今回は、阪神に移籍したことで成績を大きく飛躍させた投手を紹介する。
加藤康介
投打:左投左打
身長/体重:182cm/85kg
生年月日:1978年7月2日
ドラフト:2000年ドラフト2位
阪神タイガースが4球団目のチームとなった加藤康介も、阪神在籍時に驚異的な活躍を見せた一人だ。
清水商業高から日本大に進学し、2000年ドラフト2位で千葉ロッテマリーンズに入団。ルーキーイヤーは34試合に登板、防御率は4点台だったが、9勝をマークした。
翌年にも32 試合の登板で11勝を挙げたが、2003年からは持病、故障に苦しみ一軍では結果を残せず。2007年に金銭トレードでオリックス・バファローズへ移籍。
オリックスで2シーズンを過ごしたのち、2009年から横浜ベイスターズに移籍。2010年に戦力外通告を受け、翌年から阪神に加入した。
阪神での2年目を迎えた2012年、41試合の登板で防御率0.83という驚異的な成績を残すと、翌2013年には自己最多の61試合登板、防御率1.97と安定した投球を披露。
2014年以降は故障に苦しみ、2015年に自身3度目の戦力外通告を受けた。その後は独立リーグでのプレーを経て、2017年限りで現役引退を表明した。
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【了】