愛のムチ?大量失点でもマウンドに立ち続けた投手6人。苦難に直面した選手たち
2025/06/29 NEW
産経新聞社
梅津智弘
投打:右投右打
身長/体重:191cm/91kg
生年月日:1983年3月3日
経歴:上山明新館高 – 国学院大
ドラフト:2004年ドラフト6巡目
梅津智弘は、広島東洋カープ時代の2010年8月25日の阪神戦で大量失点登板を経験している。
8対3で広島リードの8回に登板した梅津は、鳥谷敬と桧山進次郎に浴びた2本の3ランホームランを含む9安打、2四球、10失点と炎上。
阪神打線の猛攻に遭い、もうろうとした状態で1イニングを投げきった梅津の姿は、気の毒になるほどだった。
結果は8対22で大敗し、梅津は翌日に二軍降格。この年の梅津は、46試合の登板で6ホールドポイント、防御率5.80と低迷した。
翌2011年には、対右打者へのワンポイント登板という起用を中心に、7ホールドポイント(3勝1敗4ホールド)、防御率2.70の成績を収めるも、徐々に登板数が減少していった。
2014年オフには東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。しかし、2015年はわずか1試合の一軍登板に終わり、同年限りで11年のプロ野球生活にピリオドを打った。
引退後は、楽天での球団職員や二軍マネージャーを経て、現在は元楽天の草野大輔が主催する「草野塾」の山形校塾長として、子どもたちを精力的に教えている。