広島東洋カープ25年ぶり7度目のV。他5球団を投打で圧倒、球団の一貫したチームづくりが結実
9月10日、ついに広島が25年ぶり7度目のセリーグ優勝を果たした。
2016/09/10
鈴木誠也が2本の本塁打
10日、東京ドームで広島東洋カープ対読売ジャイアンツ戦が行われた。
試合は広島・鈴木誠也の2本の本塁打など打線が爆発、6―4で勝利をおさめ、1991年以来25年ぶり7度目のセントラルリーグ優勝を果たした。
巨人・マイコラス、広島・黒田の先発で始まったこの試合、先制したのは巨人だった。
1回、先頭打者の長野が右翼前安打で出塁すると、1死後に目下セリーグの首位打者、3番坂本が左翼スタンドへの本塁打で2点リードする。
広島は3回1死から1番田中が四球で出塁すると、2番菊池の遊撃へ飛んだ打球を巨人・坂本がエラー、ボールが外野へ転々とする間に田中が一気に本塁を陥れ、1点を還す。
続く4回には強力打線が威力を発揮する。
この回先頭の5番鈴木誠也が左翼スタンドへの本塁打で同点とすると、続く6番の松山も右中間へ勝ち越し本塁打。
5回には、3番の丸が左翼前安打で出塁すると、1死後、再び5番鈴木誠也がまたもや左翼スタンドへ2点本塁打を放ち、5-2とリードを3点差に広げる。
広島先発の黒田は5回、1死2、3塁とすると巨人の代打・堂上の1塁ゴロの間に1点を還される。
広島が6回無死満塁のチャンスを逃すと、その裏黒田は1死1、2塁のピンチ。ここで5番・村田を空振りの三振、6番ギャレットを中飛に抑え、ピンチをしのいだ。黒田は7回の打席で代打を送られ、結局6回6安打4奪三振3失点86球で。大一番で役割を果たした。
その後、広島は8回にも2死3塁から2塁辻のエラーでさらに1点を追加。黒田から7回は今村、8回はジャクソンが1点許しながらも踏ん張り、9回は守護神・中崎が抑えて逃げ切った。
まさに今季を象徴する戦いだった。