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【野球人の言霊13】25年ぶりVをけん引。広島・黒田博樹は、なぜプレッシャーの掛かる場面で力を発揮できるのか?

ピンチを迎えて、プレッシャーが掛かる場面で、いかに本来の力を発揮し、結果を出せるかか。そこでその選手の価値が決まると言っても過言ではない。

2016/09/10

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黒田流の思考術

「プレッシャーを作るのも、自分の考え方ひとつで、大きくなったり、小さくなったりする」(広島・黒田博樹) 

 

 2009年、黒田博樹選手がロサンゼルス・ドジャースに所属していた頃に聞いた言葉だ。
 プレッシャーの掛かる場面こそ、力を発揮できる理由を聞いたところ、そう返ってきた。

 

 ものすごく納得させられる言葉だった。
 確かに、ひとことに〝プレッシャー″といっても、誰が作り出したものなのか。
 周囲が作ったものもあれば、自分自身で勝手に追い詰めてしまっていることもある。

 「昨日の試合はプレッシャーが掛かったでしょう」と感じるのは個々の裁量によって変わり、人それぞれ違うのだ。

 

 その大きい、小さいをどうコントロールするかが、黒田選手が続けてきたことなのだろう。

 「考え方一つ」と黒田はこんな話もしている。

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