松田が本塁打を打てば、ホークスの勝率は8割越え。苦しい今、熱男の雄叫びが上がるか
パリーグの優勝争いはいよいよ佳境に入った。日本ハムを追いかける展開となったソフトバンクは柳田を欠く今だからこそ、「熱男」松田宣浩の打撃に期待したい。
2016/09/14
今年も目標は30本塁打
2位に転落し、日本ハムに1.0ゲーム差をつけられているソフトバンク。疲れの見える中継ぎ陣、つなぎを欠いた打線、序盤の“らしさ”をなかなか発揮することができずにいる。三連覇へ向けて、いよいよラストスパートだ。
最近、あの「アツオ~!!」の雄叫びを聞いていない。選手会長でありチーム一の熱男・松田宣浩。ホームランを放ち、ベンチでハイタッチを終えるとスタンドへ向かって右手を突き上げ絶叫する。今ではすっかり定番となったマッチのパフォーマンスだが、8月27日のロッテ戦以来13試合お目にかかっていない。
元々、ホームランバッターではなかった松田だが、昨季は35本を放っている。これは西武・中村剛也の37本に次ぐリーグ2位。本人は「ホームランテラス様々!」と言うが、それは他の選手にとっても条件は同じ。“飛ばないボール”が使用され始めた2011年には25本と初の20本越えを果たしている。
現在はレアード(36本)、メヒア(34本)、ウィーラー(25本)、デスパイネ、中田翔(24本)に続きリーグ6位に位置している。9月に入って中田が4本を放って追い抜かれはしたが、8月末までは日本人トップだった。
タイトルのためのホームランではないが「今年も30本をクリアしたい」と意気込んでいる。
【松田の年間成績】9月13日時点