松田が本塁打を打てば、ホークスの勝率は8割越え。苦しい今、熱男の雄叫びが上がるか
パリーグの優勝争いはいよいよ佳境に入った。日本ハムを追いかける展開となったソフトバンクは柳田を欠く今だからこそ、「熱男」松田宣浩の打撃に期待したい。
2016/09/14
松田がホームランを打てば……
ムードメーカーである松田がホームランを打つと、何よりチームが勢いづく。観客と一体化して球場が盛り上がるのは間違いない。ソフトバンクでの上位3選手がホームランを放った試合の勝率を出してみた。
●松田宣浩 23本 18勝4敗 勝率.818
●柳田悠岐 18本 15勝3敗 勝率.833
●内川聖一 17本 12勝3敗1分 勝率.800
柳田の勝率には及ばないが、1試合2本を含めて18勝を挙げている。「ホームランと打点は数多く打ちたい。チームの勝利に貢献できるところは意識していきたい」と本人が話すように、得点に直結するホームランでの勝利貢献度は高い。
また、印象に残る“オイシイ場面”で放つのも松田らしい。
ヤフオクドームでの「鷹の祭典」最終日となる8月24日、西武戦。1点を追う4回裏での打席。ストレートとスライダーを意識しながら捉えたチェンジアップ。この逆転3ランに、鷹の祭典カラーで真っ青に染まったスタンドは沸いた。そして、いつもよりゆっくりとダイヤモンドを一周。
「スタンドが青一色だったので、クールに一周しました(笑)」と松田ならではのパフォーマンスを見せた。
今季も残りあと14試合となった。日本ハムを捉え、何としても定位置に返り咲きたいところ。そのためには松田の雄叫びが必要である。