【9月23日~25日 展望】日本ハム最短で25日優勝の可能性も。セは2位争いとCS前哨戦
9月23日から25日までの展望だ。パリーグの優勝争いもいよいよ大詰めだ。セリーグは2位争い、CSファーストステージの前哨戦だ。
2016/09/23
<パリーグ>
1位・日本ハム(15勝)-5位・楽天(7勝) 札幌ドーム M6
今季初めて優勝マジックが点灯した日本ハムは、地元で楽天を迎え撃つ。ソフトバンクの結果次第では地元での胴上げVがあるだけに、着実に勝利を重ねたい。初戦の先発はメンドーサが上がる。先発としては3連敗中だが、5人目の先発としてしっかり役割を果たせるか。今後に向けても重要な登板になる。2戦目は増井、3戦目は高梨だろう。増井は5連勝中で最も信頼がおける。高梨は前回登板で好投を見せ、やや下降気味を感じさせたところから踏ん張った。打線は、1番の西川が元気なのが大きい。前節のソフトバンク戦の1戦目、初回のヘッドスライディングはチームを一気に乗せた。前節のMVPだったといえる。「打者・大谷」も好調をキープ。中田にも一発が出るなど打線全体は好調だ。このまま突っ走りたい。
一方の楽天は、若手投手陣がどこまで意地を見せられるかに注目したい。この経験が来季に生きるはずだ。初戦の先発は釜田が上がる。開幕ローテーションに入りながらひじの不調などがあったが、チャンスが来た。この機会にレベルの高いピッチングを見せたい。2戦目は則本だろう。ここ数試合、いいピッチングができていない。WBC代表の選考もあるだけに元気な姿を見せたい。3戦目は安樂か。こちらも成長の糧にしたい。打線は左打者偏重打線。新人王が懸かる茂木、調子のいい岡島らがいるが、FA加入の今江、外国人のウィーラー以外の右打者の台頭が待望される。
4位・西武(8勝1分)-2位・ソフトバンク(13勝1分) 西武プリンスドーム
西武は2節連続で優勝を争う2チームと戦う。順位は良くないが、ここでの経験を来季へとつなげていきたい。初戦の先発は菊池が上がる。去年は1試合、今季は0試合と首脳陣が避けてきたソフトバンクとの対戦だ。本人は前々から王者との対決を待ち望んでいた。果たしてどんなピッチングを見せるか。高校時代に春・夏の甲子園で対決した今宮との対決は見物だ。2、3戦目のうちの一つは、多和田だろう。好投を続けている。打線は、好調をキープしている。前節は山川、メヒア、浅村がそれぞれ本塁打を放った。今節も期待したい。好調・浅村は東浜にどういう打棒を見せるか。こちらも同級生で、センバツ優勝投手の東浜と同じ年の夏の覇権をとった浅村との対決は楽しみだ。
ソフトバンクは2連敗を喫し、3連覇に暗雲が立ち込めてきた。ここはセリーグのようにあっさり引かないようにしたい。どれだけ粘れるかだろう。14勝の和田がひじの疲労で登板が絶望的とあって選手層の厚さをみせたい。初戦の先発は東浜が上がる。試合数の関係で救援に回っていたが、ここで先発に復帰する。西武戦は2勝1敗の成績を残しているが、果たしてどうか。2戦目は中田、3戦目は前回、復帰登板を飾ったバンデンハークの予定だ。チーム状態が悪いときだけに、いかに首脳陣が腹をくくれるかだろう。打線は前節の日本ハム戦で勝負弱さを露見した。本多、今宮の状態がよく、中村晃の調子も悪くはない。柳田の離脱が響いているなか、やはり内川、松田の二人に期待したい。また明石、城所のスタメン復帰も視野に入れたいところだ。