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ベテランか、若鷹か? 細川抜け、一層激しさを増すホークス来季の正捕手争い

来季、福岡ソフトバンクホークスの正捕手争いに注目だ。ベテランの細川亨が抜け、若鷹にもこれまで以上に1軍の出場機会を得られる可能性がある。

2016/12/05

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開幕スタメンも13試合出場に終わった斐紹

 ベテランの髙谷裕亮、鶴岡慎也に加え、若鷹が7名。拓也、斐紹、張本優大、栗原陵矢、谷川原健太、育成の堀内汰門、樋越優一。来季へ向け、し烈な正捕手争いが繰り広げられている。

 秋季キャンプで行われた12分間走では、捕手全員が3000メートルを超え、体力と気持ちをアピール。清水将海バッテリーコーチは、「このキャンプで、体力的にも技術的にも全員成長した」という。しかし、大事なのはこれをいかに実戦につなげていくのか。「全員にチャンスはある!キャンプでやってきたことをオフで落とさずにどれだけやってこれるか。鶴岡、高谷を追い越すつもりでやらないと。経験ではかなわないんだから」

 開幕スタメンマスクを被り、期待された斐紹は、今季13試合(スタメン10試合)の出場にとどまった。「今シーズンは、チームとしても、自分としても悔しかった」と、秋季キャンプでは、投げ方打ち方を改めて1から取り組んできた。「リード面は、オフも映像を見て勉強していく。あと、キャッチャーのところで代打を送らなくていいようにバッティングを磨きます」

 さらに、キャンプ中、ブルペンで松本裕樹の球を受けながら、球が走っていないと「おい松本~!!」、良い球が来ると「来てるぞ~!!」などと威勢のいい声掛け。クールな松本にも笑みがこぼれた。

「キャッチャーとして、歳上でも下でもピッチャーとコミュニケーションをとることは意識している」
 強い気持ちと共に、心機一転、正捕手の座を勝ち取りにいく。

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