DeNA、痛すぎる“超便利屋”の離脱。CS突破へ、須田の穴をどう埋めるか
CS進出を決めているDeNAに衝撃が走った。これまで、チーム最多の62試合に登板したセットアッパーの須田幸太が負傷離脱した。「勝っていても、負けていても投げたい」と話していた献身は、DeNAの快進撃に必要なピースだった。
2016/09/27
須田の献身に報いる盟友・田中健二朗
勝気な表情を見せるベビーフェイスは、夏場にこう語っていたが、今その姿はない。須田抜きでCSを戦わなければいけないという現状はチームにとって痛手ではあるが、だからこそブルペン陣には燃えるものがあるに違ない。
盟友である田中健二朗は、須田を欠いたという事実を踏まえ次のように語る。
「須田さんは今シーズン、ことあるごとに結果を出してくれたので、ブルペン陣はみんな安心というか、“須田さんがいてくれる”という気持ちがあったと思います。僕自身、須田さんがいてくれたから無茶ができたというか、勝負に行くことができましたからね。お互いピンチを迎えれば、お互いがフォローするといった感じで、本当に頼りになる人です。
そういう意味では同じポジションで投げる人間として、正直、これから結構しんどいなって。けど須田さんが出られない分、ブルペン陣はもちろんですが、僕が頑張らないといけないという気持ちです。いかにCSを戦えばいいか考えていきたい」
CSは短期決戦ゆえに総力戦となる。ぜひブルペン陣には、須田の今シーズンの熱投、そして献身に報いる活躍を期待したい。