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MLB側からは高評価も、カープにとって現時点でメリットなし? 前田健太ポスティング断念

2014年も前田健太のポスティング移籍は実現しなかった。能力に加え年齢や若さもありメジャーでは高評価を受けているが、新ポスティングシステムが移籍の足かせの一つとなった。

2014/12/23

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ダイヤモンドバックスなどが複数のMLB球団が興味を示していた

 マエケンは海を渡らなかった。
 12月18日、下交渉に臨んだ前田健太に球団から今オフのポスティングを認めない方針が伝えられた。

 前田はアメリカでも今オフのスターター候補の一人として高い評価を受けていた。米YAHOO! SPORTSのマイク・オズ記者は日本での成績から以下のように期待を述べていた。

Last year in Japan, Maeda went 11-9 with a 2.60 ERA, and that was actually a down year comparatively. He was 15-7 with a 2.10 ERA in 2013 and 14-7 with a 1.53 ERA. Those aren’t quite as impressive as Yu Darvish’s or Masahiro Tanaka’s pre-MLB number, but they’re still good enough to make Maeda, 26, the next Japanese pitcher MLB teams are waiting for.
2014年シーズンで前田は日本で11勝9敗、防御率2.60を記録した、これでも比較的数字を落とした年のものだ。彼は2013年に15勝7敗、防御率2.10、(2012年には)14勝7敗、防御率1.53をマークした。これらはダルビッシュ有や田中将大がMLBデビューの前年に残したほど印象的ではないが、26歳の前田がMLBチームの待ち望む次なる日本人投手になるには十分なものである。

 このほかにも同社の有名記者ジェフ・パッサンは前田について、不安要素をあげつつも自身のFAランキングではアンドリュー・ミラーと黒田の間となる14位にランク。米大手移籍情報サイトMLB TRADE RUMORSのランキングでも12位に入っておりその評価の高さがうかがえる。

 前田については複数球団が動向をうかがっていたが、その中でも特に興味を示していたのがDバックスだ。GMのデーブ・スチュワートは11月のMLB.comのインタビュー記事で前田について以下のように述べている。

“I love Maeda,” Stewart said. “I love him. We have a lot of video and film and we have people who have seen him. We think that he’s got a chance to be very successful in Major League Baseball. We’re going to try to be in on the market when he does post, if he does post.”
「私は前田が大好きだ」スチュワートは言う。「私たちは彼のビデオやフィルムをたくさん持っているし(チームには)彼を見てきた人間もいる。彼にはメジャーリーグベースボールで大いに成功するチャンスがあると思っている。彼がマーケットに出るなら獲得しにいくよ、もし彼がポスティングされるならだけどね」

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