チーム力も向上、もはや3位では満足できない!【ファンがつける、広島東洋カープ2014通信簿】
各球団のファンを代表して、担当ライターに今シーズンの通信簿をつけてもらう企画。第8回は、セリーグ3位の広島東洋カープだ。
2014/12/24
投手の層が課題。リーグ最少、左投手の勝利数アップへ
【投手4点】
10勝投手が前田健、大瀬良の二人だけというのは寂しい気もする。
本来なら、バリントン(9勝)、野村(7勝)、福井(4勝)らが、そこに名を連ねるべきシーズンだった。
クライマックスシリーズファーストステージでの敗退を、「経験の問題」と分析する論調もあるが、球団フロントは「大事なところでの、投手の層がわずかに薄かった」と見ている。
課題は左投手。戸田4勝、篠田3勝、フィリップス1勝と、左投手の勝利数はリーグ最少の8。早くもジョンソン、ザガースキーら左投手を獲得。課題解消へ動き始めている。
赤ヘル打線再生へ視界良好
【野手3.5点】
投手力重視のチームの流れの中で、攻撃力が大幅にアップした。菊池、丸のキクマルコンビはチームのセンターラインを引き締めた。チーム打率も.272と、年々打線も成長している。
ファーストストライクから積極的に振っていく姿勢は一貫。新井打撃コーチも「パリーグ野球のような雰囲気を出せる打線になってきた」と評価している。
エルドレッドの37発頼みだった長打力だが、堂林、岩本ら他の大砲候補がフル回転すれば強力打線も夢ではない。
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