越年濃厚?大補強も金子の去就にスッキリしないオリックスファンの気持ち【どら増田のオリ熱コラム #3】
プロ野球ファン、とりわけオリックスファンにとって今最大の関心事といえば、沢村賞も選出され、パリーグMVPに輝いたエース・金子千尋の去就だろう。
2014/12/24
「きっと大丈夫」
しかし、代理人の戦略だけではなく、金子の繊細な性格も影響しているのか、大半の球団が26日に仕事納めをするため、年内決着が厳しい状況になってきた。オリックスファンはモヤモヤした気持ちを抱えながら越年することになりそうだ。
ポスティングでのメジャー移籍も視野に入れて国内FA権を行使した金子だが、今オフのメジャー行きを断念(メディカルチェックを懸念したものと思われる)したことからオリックスの他に、阪神、巨人、楽天、中日、DeNAなどが獲得に名乗り上げている。中でも阪神は今年補強にことごとく失敗しているので、金子獲りに総力をあげている感がメディアを通しても伝わってくる。
ただ金子の性格上、マスコミを使ってアピールするやり方は好きじゃないのはオリックスファンであればわかることだ。
金子は阪神に「金より優勝、金より環境」と提示したことから、やはり何だかんだ言ってもオリックスに残留するのではないだろうか。今オフのオリックスは「優勝」に向けた本気の補強をどの球団よりもしてきたし、トレードでさらなる補強も模索していると聞く。「環境」の良さに関しては誰よりも金子自身が熟知しているはずで、阪神に劣る材料はないと思う。
移籍があるとするならば、オリックスが認めない方向である数年後のポスティング容認を条件に盛り込んだ場合か。
阪神以外の他球団との交渉も気になる。ファンの立場からすれば年内に残留という形で決着をしてもらい、スッキリとした気持ちで新年を迎えたいところだが、球団も「越年OK」の姿勢を打ち出しているので、私たちも同じく「きっと大丈夫」という西勇輝的な気持ちをもって吉報を待つしかない。
「今、金子グッズを買うかどうか迷うんだよね」
そんな声をオリックスファンからよく聞くが、私も同じ気持ち。タイトル奪取記念Tシャツのデザインがカッコイイので購入を検討したが、去就が決まるまでは購入を控えることにした。例年なら一番最初に売り切れる金子の記念グッズは、今年はまだ商品が残っている。これはファンの不安の証と言ってもいいだろう。
残留か?移籍か?
金子はあと1カ月以内に結論を出す。