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巨人ファンがつける「読売ジャイアンツ 2014ストーブリーグ通信簿」とは?

今年の巨人のオフの補強は例年に比べて〝地味〟だったという印象は否めない。しかし、冷静に見ると補強は適材適所。番外編で、本日時点でのストーブリーグの通信簿をお届けしたい。

2014/12/26

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ビッグネームは次々パリーグへ入団

「これからは、パリーグです!」
新庄剛志がそう叫んでから、早10年。

確かに時代は変わった。
老舗球団の巨人と阪神が大苦戦のオフシーズン。
金子千尋、オリックス残留表明。
松坂大輔はソフトバンク、中島裕之はオリックスとアメリカ帰りのビッグネーム達のパリーグ入りが続々と決定。
そして、グリエルもDeNA逆転残留。
いまや巨人がマネーゲームで負けちゃうリアル。
金満補強?
いやいや、モノより思い出。
アンダーアーマーと新契約したユニフォームでは、13年ぶりに「TOKYO」文字が復活。
これからは「巨人堅実補強」の時代っすよ。
というわけで、お正月前のストーブリーグ通信簿。
今オフの補強選手をポジション別に検証してみよう。
なお各項目5点満点である。

投手陣解体に伴い、リリーフ陣を重点補強

【投手3点】
外国人選手
・マイルズ・マイコラス(レンジャーズ・26歳)右投右打
・アーロン・ポレダ(レンジャーズ・28歳)左投左打
新人選手
・戸根千明(日本大・22歳)左投左打
・高木勇人(三菱重工名古屋・26歳)右投右打
・田中大輝(国学院大・22歳)左投左打

レンジャーズから20代の新助っ人を2人獲得、ドラフトで大学・社会人出身投手を3人指名。
先発候補のマイコラスを除くと、それぞれ中継ぎ枠バトルロイヤル状態である。
7年連続60試合登板を達成した山口鉄也の左肘の不安もあり、ブルペンを重点的に強化。
成功するかどうかはわからへん。
けど、編成の意志は伝わってくる堅実補強。
13年最多セーブ投手の西村が先発転向、キン肉マン澤村は中継ぎ転向。
原監督から「チームを解体させる」宣言も飛び出し、風雲急を告げる巨人投手陣。
キューバ代表でクローザーを務める、ハタチの逸材エクトル・メンドーサの飛躍も期待される。

不安点というか、ファンとしての不満点は、柱となり得る大物先発投手の獲得がなかったことだろうか。
今年のクライマックスシリーズでエース菅野が故障離脱すると、阪神になす術なく4連敗。
V3を支えてきた杉内や内海には衰えが見え、毎年二桁前後の大竹は普通に家で生活中、期待の小山は発展途上。
俺ら頼れるスターターが欲しいっす。
なんだけど、松坂は条件面で太刀打ちできず、金子もポスティングを容認しない球団方針から表立っては動けなかった。
……さらば、チヒロちゃん。

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