12球団発表、来季契約を締結しない選手たち。FA移籍1年目のベテラン、松坂世代の暴投王、元ドラ1ら
1日から来季の契約を締結しない選手が各球団より発表、各選手に通告された。7日に第1次通告期間が締め切られる。
2016/10/07
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ロッテ一筋の人気者・大松や、テスト生入団の西武・木村も
リーグ優勝を達成した日本ハムでは須永英輝、大塚豊の2選手、ソフトバンクでは坂田将人の1選手が発表された。
ロッテは、08年に24本塁打を放った和製大砲・大松尚逸が来季の構想から外れた。プロ12年目の今季は右アキレス腱断裂手術の影響もあり、1軍未出場に終わった。現在リハビリ中の大松は、来季も現役続行を希望。復活をかけて新天地への道を模索する。
その他には、10年の日本シリーズで胴上げ投手も経験した伊藤義弘や香月良仁ら7選手。なお、香月良仁は巨人の香月良太の弟であり、二人とも新しいユニフォームで現役を続けたい見込みだ。
来季は辻発彦新監督のもと生まれ変わる西武は、木村昇吾、中崎雄太ら5人。昨季FA宣言しながら移籍先が見つからず、テスト生で西武に入団した木村は、7月に右膝前十字じん帯を断裂し再建手術を受けた。現在はリハビリ中で、悔しさを糧に来季も現役続行を希望している。
今季、梨田新監督のもと5位に終わった楽天は、07年大学・社会人ドラフト1位の長谷部康平、岩崎達郎、後藤光尊ら8選手。最下位のオリックスでは白仁田寛和、大田阿斗里ら7選手が対象となってしまった。
クライマックスシリーズ全日程終了翌日から日本シリーズ終了翌日まで(※日本シリーズ出場2チームは日本シリーズ終了の5日後まで)が第2次通告期間となり、今後まだ増える可能性がある。
また、11月12日は、甲子園球場で12球団合同トライアウトが行われる。現在リハビリ中の選手の出場は難しいが、残りの選手たちは死に物狂いで新たな道を探し求める。