CS初戦登板の千賀にホークス和田も笑顔で鼓舞。柳田・今宮復帰、ベストオーダーでマリーンズ退治へ
プロ野球は8日セパともにクライマックスシリーズファーストステージが開幕。ポストシーズンに突入する。一時は2位と最大11.5ゲーム差をつけながら逆転優勝を許したホークスだが、攻撃の柱が復帰。ベストオーダーで3位マリーンズを迎え撃つ。
2016/10/08
工藤監督「噛み合わなかったチームを僕が修正できなかった」
リーグ三連覇を逃したソフトバンク。一時は2位の日本ハムに11.5ゲーム差をつけながら逆転優勝を許した。
「選手は頑張ってくれた。あれだけの貯金を作りながら2位。日本ハムの強さを認めないと」と工藤公康監督はシーズン終了後に振り返った。
そして、指揮を執って2年目の苦しさも語った。
「シーズン序盤はバランスがよかった。7月に入って歯車が合わなくなったのを僕が修正できなかった。良いときも悪いときもある。そんな中で良いところを引き出すことができなかったのが悔やまれる。素晴らしいのは最後まであきらめずに明るく戦ってくれたこと。クライマックスシリーズ(以下CS)は相手も必死に来るから、それ以上に熱い気持ちでいく。短期決戦は何が起こるか分からない」
こうなれば、もう前を向いて日本一を目指していくしかない。
チームは2日間の休みを設け、5日から全体練習を再開した。明るいニュースもある。右肘痛によりシーズン終盤は戦列から離れていた今宮健太が復帰。様子を見ながら本格的に参加する見込みだったが、軽快な動きを見せて紅白戦にも出場した。
そして、右手薬指骨折で離脱していた柳田悠岐が1軍に合流し、こちらも紅白戦に出場。
守備と打線の要が完全復帰となれば、シーズン序盤のようにソフトバンクらしく戦うことが期待できる。何より、柳田の復帰が相手投手に与えるプレッシャーは計り知れない。故障明けと言えども、宮崎で行われているフェニックスリーグにも参加しフルスイングを披露。クリーンナップの定位置に戻り、シーズン終盤にチームを離れた悔しさをバットで払拭してくれるだろう。