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気になるカープの試合間隔の空き。”勢いが大事”CS制度の課題【小宮山悟の眼】

2016/10/08

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CS制度の課題

 今日8日からクライマックスシリーズ(CS)が始まる。

 今年はどんな熱い戦いが繰り広げられ、日本シリーズに進出する2チームが決まるのか。今から楽しみだ。

 ただ、毎年この時期になると思うのだが、レギュラーシーズンで優勝した1位のチームの試合間隔が空いてしまう現行のスケジュールはなんとかならないものか。

 両リーグの3位までのチームがCSに進出するという、いまのシステムでは仕方のないことだとは理解しているが、メジャーリーグのポストシーズンの制度が非常に良くできた仕組みなので、羨ましくもあり、ついそう思ってしまう。

 メジャーでは、ワイルドカードが2枚になったことで、レギュラーシーズンの消化試合がほとんどなくなった。各地区の優勝チームのうち、最も勝率が高いチームが、ワイルドカード同士の1dayプレーオフを勝ったチームと、ディビジョンシリーズで対戦する。1dayプレーオフで先発ピッチャーを一人使うため、ワイルドカードと当たる地区優勝チームは有利になる。だから、早々と地区優勝を決めたチームも手を抜かない。それが理由で白熱した戦いばかりになるのだ。日本のように、最高勝率チームに日程的な不利もない。

 たとえば、こんな案はどうだろう? NPBを1リーグと考えて、12球団を東地区、中地区、西地区の3地区各4チームに再編。各地区優勝の3チームと、ワイルドカードを合わせた4チームで、トーナメントのプレーオフを戦う。メジャーのように、ワイルドカードを2枚にすれば、より面白くなるだろう。

 これほど、私が試合のブランクにこだわるのは、それだけチームの勢いがプレーオフの結果に影響すると考えるからだ。

 日本の場合、そのことを考慮して優勝チームに、1勝のアドバンテージが与えられるわけだが、それで十分とは言えないだろう。

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