【CS詳報】勝負所を理解している巨人の伝統の力。第3戦のポイントは継投策か
巨人が2-1でDeNAを下し、星をタイに戻した。勝負強い巨人の戦いは、今季の象徴だった。
2016/10/10
決着は第3戦、ポイントはブルペン陣
とはいえ、これで、明日の第3戦も巨人が優位かというと決してそうではない。
3戦目は双方、総力戦で臨むことになり、勝負は最後のアウトを取るまで分からない。
巨人はエース菅野智之が体調不良で先発を回避しているが、登板の可能性が残る。
かといって、彼にすべてをゆだねるのは少し酷かもしれない。そうなると、明日も継投が考えられる。
そこで気になるのがブルペン陣だ。
CS前まではやや巨人のブルペン陣に余裕を感じたが、クローザーの沢村拓一が前日、ロペスに本塁打を浴びるなど2失点。今日の試合では、登板を見送られれている。その分、マシソンが前日の1イニングに続き、今日は2イニングを投げたが、そのことがどう影響してくるか。
明日も接戦となった際に、そのチョイスが難しくなる。
一方のDeNAは、勝ち継投の三上朋也で敗れたとはいえ、前日はワンポイントのみの登板だった。
勝ち継投で起用した、田中健二朗、山崎康晃は今日は登板していない。DeNAのブルペン陣がやや元気な状況といえるだろう。
さて、明日はどのような決着が待っているか。
プレーボールは今日と同じ14時からの予定だ。
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