3位から日本シリーズ進出を目指すDeNA。過去“下剋上”でCSファイナルを突破した球団は?
10日のCSファーストステージ第3戦で勝利したDeNAは、ファイナルステージへ駒を進めた。過去にレギュラーシーズンをAクラス下位で終えた球団がファイナルシリーズ、日本シリーズに這い上がってきた例は3度ある。
2016/10/11
過去2位以下のチームが日本シリーズに進んだのは3度
10月10日、球団創設以来初のクライマックスシリーズ(CS)に進出した今季3位の横浜DeNAベイスターズが、2位の読売ジャイアンツを下しCSファーストステージを突破した。
初回から両チームに2点本塁打が飛び出し、続く2回に関根大気(DeNA)の犠飛で勝ち越し、6回に村田修一(巨人)が同点となるソロ本塁打を放った。その後も両者一歩も譲らない姿勢を見せ、延長戦11回に倉本寿彦が内野安打で出塁し、嶺井博希が左翼へ勝ち越しとなる適時打を放ち4-3に。巨人は追いつくことができず4時間21分の死闘の末、DeNAが勝利。ファーストステージを突破したDeNAは、12日からマツダスタジアムで行われるファイナルステージで、セリーグを制した広島東洋カープと対戦する。
そもそもCSは、ポストシーズン(リーグ優勝決定後や日本シリーズ進出決定後)の消化試合をできる限り減らすことを目的としたものだ。2004年から2006年までの3シーズンにわたりパシフィックリーグで実施され、2007年以降は両リーグでCS制度が導入された。
これまで、CSファイナルステージで2位以下のチームがリーグ覇者を倒した例。
・2007年 中日ドラゴンズ(セ2位)
・2010年 千葉ロッテマリーンズ(パ3位)
・2014年 阪神タイガース(セ2位)
阪神タイガースは2014年、同年セ王者の巨人に4連勝し、一気に日本シリーズへ進んだ。しかし、1勝4敗とパのCSファイナルステージ勝者である福岡ソフトバンクホークスに敗れ、日本一を逃している。