3位から日本シリーズ進出を目指すDeNA。過去“下剋上”でCSファイナルを突破した球団は?
10日のCSファーストステージ第3戦で勝利したDeNAは、ファイナルステージへ駒を進めた。過去にレギュラーシーズンをAクラス下位で終えた球団がファイナルシリーズ、日本シリーズに這い上がってきた例は3度ある。
2016/10/11
リーグ覇者以外が日本一になったのは2度
過去にレギュラーシーズン2位以下のチームが日本一になった例。
・2007年 中日ドラゴンズ(セリーグ2位)
セ2位の中日ドラゴンズがファーストステージで3位の阪神タイガース、1位の巨人をファイナルステージで倒し日本シリーズに進出。その後パ覇者の北海道日本ハムファイターズを4勝1敗で撃破し、日本一に輝いた。
・2010年 千葉ロッテマリーンズ(パリーグ3位)
パ3位の千葉ロッテマリーンズがファーストステージで2位の埼玉西武ライオンズ、ファイナルステージで福岡ソフトバンクホークスを破り、日本シリーズに進出。セ覇者の中日との対戦を4勝2敗1分で勝利し、頂点を制した。
2007年にCS制度が導入されてから、リーグ3位のチームがCSファーストステージで同2位を下してファイナルステージに進出した例は、2016年も含めて11例。同2位以下のチームが日本シリーズに進出した例は3例で、勢いそのままに日本一に輝いたのは2例ある。
ポストシーズンになると“下克上”という言葉をよく聞くように、短期決戦では勢いが大事になってくる。CS初出場でファーストステージを突破したDeNAと25年ぶり7度目の優勝を果たした広島、3連覇が期待されていたソフトバンクと最大11.5ゲーム差をひっくり返し逆転優勝を果たした日本ハム。どちらが勝ちあがるか、両リーグとも楽しみだ。