ジョンソンVSモスコーソ、初戦から外国人投手の投げ合いか。過去には助っ人の活躍が勝敗を左右したCSも
広島と横浜DeNAの対決となった2016年のセリーグクライマックスシリーズ・ファイナルステージ。助っ人陣の出来も勝敗を分ける1つのポイントとなりそうだ。
2016/10/12
V支えた外国人選手はCSでも活躍できるか
10日、横浜DeNAベイスターズが敵地東京ドームで読売ジャイアンツを破り、クライマックスシリーズファイナルステージへコマを進めた。勝つのは98年以来の日本シリーズ進出を目指す横浜DeNAか、25年ぶりのリーグ優勝を果たした広島か。両チームの助っ人陣の出来も勝負を大きく左右するファクターになりそうだ。
広島は今シーズン助っ人外国人選手たちが目覚ましい活躍。実績豊富なブラッド・エルドレッドは95試合の出場に留まるもOPS.900と出場時は猛打を発揮。中日から移籍のエクトル・ルナも打率.272、堅実なバッティングでチームの穴であるサードを埋めた。
投手陣でも2年目のクリス・ジョンソンがタイトル獲得こそならなかったものの、防御率、勝利数2位とMVP級の活躍でチームをけん引。新加入のジェイ・ジャクソンは、67試合で防御率1.71、37ホールドとセットアッパーとして躍動し、前半ジャクソンと共にリリーフ陣を支えたブレイディン・ヘーゲンスは後半には先発もこなすフル回転を見せた。
想像以上の活躍に首脳陣は外国人選手枠の存在に悩まされたはずだ。菊池涼介や丸佳浩、鈴木誠也といった日本人野手の活躍が目立った今年の広島だが、彼らの存在なしにリーグ制覇はありえなかった。
12日のファイナルステージ初戦ではジョンソンが先発予定。ジャクソン、エルドレッドら含め、シーズン通りのプレーができれば、チームは大きく勝利に近づくはずだ。