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球団のマネジメント力不足が如実に表れた2014年【ライターがつける、埼玉西武ライオンズ2014通信簿】

各球団のファンを代表して、今シーズンの通信簿をつけてもらう企画も残りわずか。第11回は、埼玉西武ライオンズだ。

2014/12/30

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伊原政権で、チームは崩壊。田邊新監督に再建を託す

【ベンチワーク1点】
 新たに伊原前監督を招聘したことで、チームは完全崩壊した。春季キャンプ中、第1クールで実戦形式の練習を行わず、調整が遅れたと複数の選手が口にしている。また、伊原前監督は配球のサインにまで細かく口をはさみ、バッテリーは困惑。伊原監督の指示で投球スタイルを変えさせられた複数の投手は、シーズン序盤、大きく状態を崩した。
 
 選手と伊原監督は信頼関係を築けず、ベンチワークを発揮する段階にも至らなかった。そして6月4日、指揮官は休養。打撃コーチから昇格した田邊監督代行の下、浮上の兆しを見せた時期もあったが、一度崩壊したチームは黒星を重ねて5位でフィニッシュ。
 15年は新監督を迎えると予想されたが、田邊監督の下、新たな戦いに挑む。

マネジメント力不足を露呈した2014年

【総合1点】
 あらゆる組織が結果を残すには、経営陣のマネジメント力が不可欠だ。この点で、14年の西武は最低だった。
 伊原監督を招聘した責任は、誰がとるのか。限られた予算で獲得した新外国人選手は、ほとんどが戦力にならないままチームを去った。そうしたフロント陣は、今オフの中島、小谷野の獲得競争でも敗れている。
 フロントと現場が一体になれなければ、チームが低迷するのは当然の帰結だ。

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