侍ジャパン強化試合の出場メンバーを発表!「来年3月のWBCではメジャーリーガー“招集”の方向で」
10月18日、侍ジャパン強化試合の出場メンバーを小久保裕紀監督が発表。その会見での全体質問、個別質問全文だ。
2016/10/19
10月18日、侍ジャパンの小久保裕紀監督が11月10日から13日の4日間、東京ドームで開催する侍ジャパン強化試合の出場メンバーを発表した。
【代表質問】
世界一奪回に向けて現状の侍ジャパンに必要なプラスアルファという点についてどのようにお考えでしょうか。
プラスアルファというよりも、バッテリーを中心とした投手力は日本の一番の強みだと思うので、今回はキャッチャーに大野奨太、初選出で入っているんですけれども、そのキャッチャーとしてのレギュラーは今侍ジャパンの中では決まっていない状態なんで、キャッチャーのところの強化というのもプラスアルファ、そこがポイントだという風に思っています。
この4試合で重点的に試したい部分であったり確かめたい点は、そういった点になるのでしょうか。
はい。あのー、もちろんスーパースターたち、一流選手たちが集まる場所で、自分のチームでは本職のポジションについている選手たちばかりなんですけど、やはり限られた28名という枠の中で戦わないといけないので、この秋は自分の本業のポジション以外のところを守ってもらう可能性もありますし、自分の普段親しんだ打順じゃないところでの、そういうことも考えられるので。より一層、負けられない試合というものを前提にしながらの試合運びをしたいなあと考えています
3月に行われた強化試合では、中継ぎや抑えなど投手起用に関して重点的に考えていましたが、今回も投手起用というのはポイントになっているのでしょうか。
もちろんそうですね。先発、まあ来年は球数制限があるので、この秋もある程度そのへんの球数というのをしっかりと頭に入れながら投手交代といいますかね、起用の方をしたいと思っていますし、あとはやっぱりボールの違いがあると思います。ボールの違いとマウンドのかたさですね。あとは3月7日から始まるのは東京ドーム。1次2次は東京ドームからなんで、それに向けては本当に絶好の強化試合。同じ場所でできる、同じボールでできる、同じマウンドのかたさでできるということがあると思うので。その辺は、ピッチャーの人には短い期間ですが、感じるもの、掴むものを持ってほしいなと思ってますね。
今回初めてトップチームに招集されている若手選手が多くいますが、特に注目している選手はどなたでしょうか。
特に…(笑)
まあもちろんみんななんですけど、野手は大野はキャッチャーですけど、野手は鈴木誠也しか入ってないですね。新しいメンバー。あとは過去に招集したメンバーがほとんどなので…。今年の鈴木の活躍、右の外野手が不足しているという中で彼の、右の外野手としての活躍に期待していますね。
改めて世界一を奪いに行くにあたり、日本人メジャーリーガーの参加というのがとても注目されていますが、改めてメジャーリーガーの必要性、招集ということに関して監督はどのようにお考えかを聞かせてください。
はい、必要だという風に思ってます。ただこの秋は声をかけなかったんで、来年のWBCでは“招集”という方向で話を進めています。
クライマックスシリーズにおいて投打で大活躍されました大谷選手の起用に関してなんですけれども、3月のWBCでは二刀流という起用方法はお考えでしょうか。
はい。投打ともに日本のトップクラスだという風な認識なので、本人ともしっかり話をしながら、貴重な両方できる選手なんでね。負担がかかりすぎないようにしっかり配慮して考えていきたいと思います。
では最後に改めて世界一奪還に向けて監督の想いを聞かせてください。
もう、この秋の強化試合が終わればすぐ本番なんで。とにかくしっかりそこへ向けて準備するだけです。