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阪神、2016年ドラ1は即戦力? 00年代、大学・社会人経由の自由枠・希望枠・ドラフト1位投手は厳しい結果

2000年以降、阪神タイガースの自由枠・希望枠で獲得した選手や、ドラフト1位指名の選手を振りかえると、即戦力を期待されつつも1年目から活躍した例が少ない。

2016/10/20

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10年ドラフト1位・榎田が1年目に33ホールドを挙げて活躍

 自由枠・希望枠で入団した03年の筒井和也、06年の小嶋達也と、09年ドラフト1位の二神一人が、さらに14年オフにオリックスへトレードで移籍した07年のドラフト1位・白仁田寛和も先日、来季契約を結ばないことが発表されている。
 ちなみに、08年ドラフト1位の簫一傑は4年目の12年に同じ通知を受けた(その後、ソフトバンクで1年育成契約)。

 現在1軍を主戦場としている投手は、13年の岩貞祐太、04年の能見篤史、01年の安藤優也の3人。ただ、彼らも1年目から活躍できたわけではない。岩貞は3年目の今季、ブレイクを果たした。2ケタの10勝(9敗)を挙げ、防御率もリーグ5位の2.90とキャリアハイの成績を挙げた。

 ベテラン左腕の能見も、5年目の09年に初めて規定投球回に到達。13勝(9敗)を挙げると、それ以降は長く先発投手陣の柱として投げ続けている。安藤は2年目の03年に中継ぎで51試合に登板してチームの18年ぶりの優勝に貢献。プロ15年目の今季は、4年連続で50試合登板を達成した。

 阪神で大学・社会人出身の投手が1年目から活躍した例は、10年ドラフト会議で指名された榎田大樹までさかのぼる。榎田は1年目から左の中継ぎとして62試合に登板し、33ホールドを記録。2年目も48試合に登板して21ホールドを挙げ、セットアッパーの地位を確立した。

 しかし、3年目の13年以降は思うような成績が残せていない。
 14年シーズンは先発と中継ぎの両方を経験し、起用法も安定しなかった。今季は3月27日の中日ドラゴンズ戦(京セラ)に2番手で登板して2年ぶりの勝利を挙げているが、白星はこの1勝のみ。かつての輝きを取り戻すため、来季はプロ7年目のシーズンに挑む。

 20日にドラフト会議が行われる。今年は特に大学生の投手が大豊作だ。創価大の田中正義や桜美林大の佐々木千隼といった注目投手に対して競合指名が予想される。

 果たして、今年の阪神1位指名選手は誰になるか。

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