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今季は阪神・原口文仁らがブレイク、過去にはチェン、バリオスらも経験。支配下→育成→支配下を行き来した選手

今シーズンのプロ野球界には、支配下選手から一度は育成選手になったが、再び支配下選手になって1軍でプレーした選手たちがいた。阪神の原口はプロ7年目にして初の1軍出場から一気にオールスター選手まで飛躍。オリックス園部もプロ初出場、初本塁打を記録した。

2016/10/23

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5年で2度の育成契約を経験したバリオス

 オリックスの次代の主砲として期待を受ける園部聡も支配下と育成を行き来した1人だ。2013年、高校生トップクラスのスラッガーとして聖光学院高からドラフト4位でオリックスに入団も、1年目に右肘の手術を受けるとオフに育成契約へ切り替わった。44の背番号も124に変わった。育成1年目の15年は2軍で打率.110に終わったものの、今季は6月末の時点までに打率.301、6本塁打と打棒が復活。7月に支配下選手登録され、背番号も00に変わった。
 
 支配下登録後は初スタメンとなった7月3日のロッテ戦で決勝タイムリーを含む2安打、1打点。9月18日の福岡ソフトバンクホークス戦では右翼テラス席に初本塁打をマークした。16試合に出場、打率.204、24三振と粗さもあるが、パワーの片鱗は見せつけた。
 
 そのほか今シーズンは2011年以来の白星を挙げた東京ヤクルトスワローズの由規、同じくヤクルトで33試合に登板した平井諒、阪神の田面巧二郎、横浜からオリックスに移籍した大田阿斗里、横浜で初の1軍デビューを果たした白根尚貴らも育成からの支配下登録を経験、原口・園部と同じケースに当てはまることとなった。
 
 また昨年ファン投票でオールスターに選出された(出場は辞退)福岡ソフトバンクホークスのエディソン・バリオスは2011年シーズン途中に支配下選手として入団、2012年1月に育成選手として再契約、13年シーズン途中に支配下登録、14年オフに退団も15年1月に育成契約、同年3月に支配下登録と、わずか5年間の間に3度の支配下登録、2度の育成契約を経験している。
 
 その他、過去には現在メジャーで活躍するチェンや、昨オフ読売ジャイアンツにFA移籍した脇谷亮太、阪神の狩野恵輔、元横浜の中村紀洋らも支配下→育成→支配下の行き来を経験している。

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