FA解禁で糸井、平田、山口らの決断は? 過去5年以内、移籍した選手のその後の成績
日本シリーズが終了し、FAが解禁となる。今年度のFA有資格選手は88名。
2016/10/30
14年はヤクルトが成瀬と大引の投打2人を獲得。15年は今江が楽天へ
14年オフは、東京ヤクルトスワローズに成瀬善久、大引啓次と投打に期待の戦力が加わったが、成瀬は移籍1年目でわずか3勝(8敗)に終わり、今季も同じく3勝(2敗)だった。大引の場合も、移籍1年目の打率が.225、今季は打率.250に終わった。試合数も2年連続で100試合以下と、怪我の影響で思うようなプレーができていない。
同年オフ、巨人にはDeNAから金城龍彦、ヤクルトから相川亮二が加入。日本ハムからFA宣言してオリックスに移籍した小谷野は、試合中の死球で右手首を骨折し、15年は56試合の出場に終わっている。今季も50試合の出場で打率.249と振るわなかった。
昨オフは、今江敏晃が14年間在籍したロッテを離れ、東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍。ロッテ時代と同じ背番号8を付け、89試合で打率.281、3本塁打、23打点の成績に終わった。移籍1年目は打撃不振で2軍生活も味わったが、8月26日のオリックス戦(Koboスタ)では、通算122人目となる節目の1500安打を達成している。
西武からFA宣言して巨人に復帰した脇谷亮太は、54試合の出場で打率.157と結果を残せなかった。しかし、8月23日の広島戦(東京ドーム)の延長10回裏にプロ初となるサヨナラ本塁打を放ち、存在感を見せた。
FA宣言した過去5年以内の選手の中には、新天地で活躍した選手もいれば、思うような成績を残せなかった選手もいる。
今年は外野手を中心に大物選手のFAが噂されており、動向から目が離せない。