前回WBCで侍ジャパンが敗北、プエルトリコはさらなる難敵に。今大会の代表候補にMLB若きスター候補ずらり
2013年の第3回WBCで、侍ジャパンは準決勝でプエルトリコに敗れたが、そのプエルトリコにさらなる若きスターが加わる。日本にとって強敵といえる。
2016/10/29
伸び盛りのスター候補が代表に
若い力の台頭で、宿敵は一層力強さを増している。2013年の第3回WBC。山本浩二監督率いる侍ジャパンは準決勝でプエルトリコに敗れ、3連覇の夢はついえた。
あのサンフランシスコでの悪夢から3年。正式メンバー発表はまだ先だが、プエルトリコ代表候補にはキラ星のような若きスターが続々と現れた。
ワールドシリーズで争っているインディアンスの3番・遊撃のフランシスコ・リンドア(22歳。打率.301、15本塁打、78打点、19盗塁、OPS.794)と、カブスの6番・二塁でナリーグ優勝決定シリーズではMVPに輝いたハビエル・バエス(23歳。打率.273、14本塁打、59打点、12盗塁、OPS.737)はその代表格だ。
「ジーターの後継者」とも目されるリンドアは、トロント・スター紙の取材にWBC出場への意欲を語っている。前回大会でプエルトリコは2次リーグで米国を、準決勝で日本を撃破。決勝でドミニカ共和国に敗れたものの、準優勝と躍進を遂げた。
「あの大会は最高だった。プエルトリコの人々を熱狂させていたよね。僕たちはよくWBCへ向けてのプランを話し合うことがあるんだ。とても楽しい時間だよ」
2人だけではなく、アストロズのカルロス・コリア遊撃手(22歳。打率.274、20本塁打、96打点、13盗塁、OPS.829)、マリナーズの守護神を任されるエドウィン・ディアス(22歳。49試合0勝4敗18セーブ、防御率2.79)ら枚挙にいとまがない。