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前回WBCで侍ジャパンが敗北、プエルトリコはさらなる難敵に。今大会の代表候補にMLB若きスター候補ずらり

2013年の第3回WBCで、侍ジャパンは準決勝でプエルトリコに敗れたが、そのプエルトリコにさらなる若きスターが加わる。日本にとって強敵といえる。

2016/10/29

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投手陣が不安材料

 13年のプエルトリコは平均年齢29.8歳で、チームの要であるヤディエル・モリーナ捕手(カージナルス)を中心としたベテランのチームだった。カルロス・ベルトラン(レンジャーズ)、アレックス・リオス(引退)らが打線の中心。若手で唯一加わっていたエディ・ロサリオ外野手(25歳。打率.269、10本塁打、32打点、5盗塁、OPS.716)を除けば、野手は全員29歳以上。そこに前述した伸び盛りのスター候補生たちが加わる。

 課題を挙げるなら、先発投手は前回同様手薄な状況だ。今季メジャーで投げたプエルトリコ出身の選手は7人だけ。先発マウンドに立ったのはツインズのホセ・ベリオス(22歳、14試合3勝7敗、防御率8.02)と、ドジャースのホセ・デレオン(23歳、4試合2勝0敗、防御率6.97 ※両投手とも全試合で先発)の2人だけ。ただ伝統的に名捕手が育つ土壌で、モリーナの巧みなリードが、無名のマイナー選手も手強く変身させるのは前回大会で証明済みだ。

 小久保監督が掲げる世界一奪回へ向けて、避けては通れない難敵。
 侍ジャパンは11月にメキシコ、オランダ両代表を相手に4試合の親善試合を行い、来年3月の本番へ進む。前回覇者ドミニカ共和国や威信を示したい米国、永遠のライバル・韓国だけでなく、前回後れを取った因縁の宿敵・プエルトリコも、より強固な陣容で立ちはだかることになる。

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