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ヤクルト坂口は補殺トップ、失策0。データから今季のゴールデングラブ賞を予想【セリーグ】

ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回はゴールデングラブ賞獲得の可能性が高いセリーグの選手についてだ。

2016/11/04

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捕手として群を抜いているのは巨人の小林

 外野手の3人を見てみよう。
 オリックス・バファローズから移籍したヤクルトの坂口智隆は守備範囲も広く、補殺もリーグ最多の9。打撃だけでなく、守備でも貢献した。
 名手としての評判が高い中日の大島洋平、広島の丸佳浩は、フル出場している点も評価して選出したい。

【GG】セ外野手2016

 パリーグ編でも述べたが、捕手の部門でRFは参考にならないので除く。補殺(主としてゴロ処理)も多く、盗塁阻止率も群を抜いて巨人の小林誠司が良い。打者としては阿部慎之助に比べれば見劣りするだろうが、捕手としては合格点ではないか。

【GG】セ捕手2016

 投手は、守備機会、補殺数、併殺数、RFが最多の巨人・菅野智之。今季は防御率2.01で2度目の最優秀防御率のタイトルを獲得した男は、自身の守備でも貢献していた。

【GG】セ投手2016

 ダイヤモンドに置いてみる。

【GG】セ全体図

 広島が3人、巨人、ヤクルトが2人、中日、DeNAが1人。阪神は「超変革」で各ポジションに複数の選手を使った上に、レギュラー陣に30代のベテランが多く、守備の数字では冴えなかった。

 彼らの多くが、来春のWBCの主力になるのだろう。

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