元ドラ1大田泰示、MVP投手吉川光夫以外にも……過去に球界を驚かせた日本ハムと巨人の電撃トレード
2日、北海道日本ハムファイターズと読売ジャイアンツは、12年のMVP吉川と08年ドラフト1位の大田を中心とした2vs2のトレードが成立したと発表した。両チーム間では過去にも球界を驚かせた大型トレードを数多く行ってきた。
2016/11/03
巨人には3名の吉川姓
日本シリーズで広島東洋カープを破り日本一に輝いた北海道日本ハムファイターズと、今シーズンセリーグ2位に終わった読売ジャイアンツの間で2対2のトレードが成立した。
日本ハムからは吉川光夫投手と石川慎吾外野手が巨人へ、巨人からは大田泰示外野手と公文克彦投手が日本ハムへ移る。
吉川は06年に高校生ドラフト1位で日本ハムに入団。入団6年目の12年に開花し、14勝5敗、防御率1.71の好成績で最優秀防御率とMVP、ベストナインを獲得した。栗山英樹監督就任1年目にしてパリーグ制覇の原動力となった。
今季はチーム事情で先発とリリーフの両方を経験し、7勝6敗3セーブ、防御率4.19の成績に終わった。またこのトレードで巨人には元々在籍していた吉川大幾、ドラフト1位で指名した吉川尚輝と3人の吉川姓が集まることとなった。
大田は2球団競合の末08年のドラフト1位で巨人に入団。通算では9本塁打と結果を出せていないものの、一昨年のメジャー選抜との試合では2点三塁打、今季は大谷から先頭打者アーチとそのパワーには非凡なものがある。
4年目の公文は左サイドハンドの変則投法ながら140km/h後半を記録する直球を武器に、今季自己最多の12試合に登板。5年目の石川も右のパワーヒッターとして将来を期待される存在。まさに大型トレードと言えるだろう。