2015年トライアウト入団組はわずか4名。鵜久森、白根ら野手陣は新天地で飛躍の足掛かりに
11月12日、プロ野球合同トライアウトが開催される。昨年のトライアウト合格組の2016年シーズンはどんな成績だったのか。
2016/11/08
昨年約50名が参加
12球団合同トライアウトの時期が近づいてきた。今年は11月12日、阪神甲子園球場で行われる。2014年までは2回にわけて開催されていたが、昨年から1回のみとなった。
トライアウトは今季12球団を戦力外になった選手や、過去に戦力外となり、その後独立リーグなどでプレーしている選手らが参加する。
シート打撃のような似た形で進んでいくが、各選手の投球、打撃、守備や走塁など総合的な技量を確認する。
スカウトやGM、監督の目に留まれば、契約の道が拓ける。
しかしながら、実績のある有名選手が自由契約や戦力外になると、トライアウトを受けずに他球団との契約が決まることが多い。
昨年も大幅減俸を拒否してオリックス・バファローズを自由契約になった坂口智隆をはじめ、主力級だった選手の多くは、トライアウトを受けることなく移籍球団が決まっている。
もともとはプロ野球選手の”移籍のチャンス”とみなされていたが、今では現役生活を続ける「最後のチャンス」と言われている。
昨年は、投手33人、野手14人がトライアウトに参加したものの、実際にNPBへ再度入団が決まったのは4人だけという狭き門だ。
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