2015年トライアウト入団組はわずか4名。鵜久森、白根ら野手陣は新天地で飛躍の足掛かりに
11月12日、プロ野球合同トライアウトが開催される。昨年のトライアウト合格組の2016年シーズンはどんな成績だったのか。
2016/11/08
過去には石井義人、堂上剛裕らも
その4人の今季成績は以下の通りだ。
投手
山内壮馬(中日→楽天) 1試合0勝0敗 防御率0.00 10月、戦力外 引退
金伏ウーゴ(ヤクルト→巨人) 1軍登板なし 10月、戦力外
野手
鵜久森淳志(日本ハム→ヤクルト)46試合136打数35安打4本塁打19打点 打率.257
白根尚貴(ソフトバンク→DeNA)3試合4打数0安打
投手2人は期待に応えることができず、今オフに戦力外となった。しかし鵜久森は試合数、安打、本塁打、打点とキャリアハイを記録。貴重な戦力となった。
白根尚貴は福岡ソフトバンクホークスでは支配下で入団するも、ケガなどが重なり14年オフに育成登録へ変更となった。昨年オフに育成での再契約を球団は打診したが、自らの意思で退団を選び、トライアウトを受験した。横浜DeNAベイスターズでは支配下登録選手として入団を果たし1軍に出場、2軍ではリーグ最多安打を記録している。
過去のトライアウトを振り返っても、野手のほうが入団に結びつくケースが多い。
たとえば、2011年埼玉西武ライオンズの石井義人、2014年中日ドラゴンズの堂上剛裕のように、代打の切り札など貴重な戦力になった選手がいる(ともに巨人)。
数は少ないながらもトライアウトから再起する可能性は残されているのだ。
今年も、最後のチャンスにかける選手たちの必死の姿を見ることができるはずだ。このうち何人が、NPBのユニフォームにそでを通すだろうか?