黒田博樹、山本、衣笠以来のカープ3人目の永久欠番。成績や人気だけでは決まらない特別な栄誉
広島東洋カープは、今季限りで引退する黒田博樹選手の背番号「15」を永久欠番にする。山本浩二氏の「8」、衣笠祥雄氏「3」につづき、カープでは3人目だ。
2016/11/08
プロ野球界では15人目の永久欠番
11月5日、広島東洋カープのセリーグ優勝を祝うパレードが、広島市中心部で繰り広げられた。これに参加した黒田博樹は、その後、マツダスタジアムで行われた優勝報告会で3万人超のファンを集めて最後のユニホーム姿を披露。マウンドにひざまずき、涙を流した。
永久欠番となった背番号「15」は、この日が見納めとなった。
NPBの永久欠番は、選手に限定すれば黒田博樹で15人目になる(2016年11月7日時点)。
年代順に並べてみよう。◎は野球殿堂入り。
1947年
巨人 ◎沢村栄治 「14」
巨人 黒沢俊夫 「4」
1958年
阪神 ◎藤村富美男「10」
1959年
中日 ◎西沢道夫 「15」
1960年
中日 服部受弘 「10」
1965年
巨人 ◎川上哲治 「16」
1970年
巨人 ◎金田正一 「34」
1972年
阪神 ◎村山実 「11」
1974年
巨人 ◎長嶋茂雄 「3」
1986年
広島 ◎山本浩二 「8」
1987年
広島 ◎衣笠祥雄 「3」
阪神 ◎吉田義男 「23」
1989年
巨人 ◎王貞治 「1」
2012年
西武 ◎稲尾和久 「24」
2016年
広島 ◎黒田博樹 「15」
なお、これ以外に以下の例があった。
1985年
近鉄 ◎鈴木啓示 「1」
大阪近鉄バファローズとオリックス・バファローズが合併したために、立ち消えとなっている。