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黒田博樹、山本、衣笠以来のカープ3人目の永久欠番。成績や人気だけでは決まらない特別な栄誉

広島東洋カープは、今季限りで引退する黒田博樹選手の背番号「15」を永久欠番にする。山本浩二氏の「8」、衣笠祥雄氏「3」につづき、カープでは3人目だ。

2016/11/08

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カープには野村、前田ら殿堂入り選手18名が存在

 黒田博樹の永久欠番は選手としては平成に入って3例目。広島でも3例目だ。

 広島には、18人の殿堂入りした野球人がいる。
 エースとして弱い時代のチームを引っ張った長谷川良平「18」と、ノーヒットノーラン3回の外木場義郎「14」、球団最多勝の北別府学「20」、炎のストッパー津田恒美「14」と、先発救援で活躍した大野豊「24」他は、永久欠番になっていない。

 また、2000本安打を放った打者には監督も務めた野村謙二郎「7」、前田智徳「1」がいるが、彼らも公式には永久欠番にはなっていない(一部に次の着用者を選定する時に本人が決定権を持っている例がある)

 最近はFA移籍する選手に、1ケタやエースナンバーなど良い番号を用意するケースもあり、球団も軽々と永久欠番を選定しなくなっている。

 黒田はMLB移籍後、ロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースで先発の柱として活躍したが、その後、広島に復帰。当時は日米メディアで「男気」が大きくクローズアップされた。そして、広島では投手陣の精神的な柱として、25年ぶりの優勝に貢献した。有言実行の男だった。
 こういうめぐり合わせ、そして誰もが認める真摯なキャラクターがあってこそ、今回の永久欠番が決定したといえよう。

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