大谷翔平はベーブ・ルースの再来? MLBの二刀流選手。過去にはNPBでのプレー経験者も
大谷翔平が仮にメジャーへ移籍した場合、二刀流を容認する意向を示した球団が複数ある。過去にもベーブ・ルースらMLBで二刀流として活躍した選手は何人かおり、中にはMLBで二刀流としてプレー後にNPBでプレーした選手もいる。
2016/11/16
二刀流容認を示す球団も
先日まで行われていた侍ジャパン強化試合でも、他国の選手から大きな注目を浴びた大谷翔平。野球の本場アメリカでも、連日大手メディアが大谷の活躍を取り上げた。投手として10勝、防御率1.86、野手としてもOPS1.004、22本塁打と投打に大活躍した今シーズンを受けて、アメリカでも二刀流継続をという声も大きくなっている。過去には、メジャーでも数は多くないものの二刀流として活躍した選手がいた。そうした選手たちの中に大谷も加われるだろうか。
二刀流として最も有名なのが野球の神様ベーブ・ルース。
1914年にメジャーデビューすると2年目の15年には18勝、16年には323.2回を被本塁打0に抑えてリーグ1位の防御率1.75。4年目には自己最多の24勝と順調に投手として成長していたルースだったが、17年には打率.325に加えわずか142打席で2本塁打を放つなど打撃にも非凡なものがあった(この年の本塁打王は9本)。
そのため18年からは野手としての起用も増え始め、18年には20試合に登板して13勝をあげる傍ら、野手としても382打席に立ち11本で自身初となるホームラン王を獲得。翌19年には登板数は17試合(9勝)まで減ったが、野手としては29本のアーチをかけ、シーズン本塁打記録(当時)を更新した。
その年のオフにヤンキースに移籍して以降、登板の機会はほとんどなくなったが、1933年には37歳にしてレッドソックス戦に先発登板。9回を投げ5失点、三振は1つも奪えなかったが、味方打線の援護に支えられ6-5で完投勝利を達成している。もし、ルースが野手一本でデビューしていたら、未だに本塁打記録の欄にはルースの名前があったかもしれない。