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守備難のロッテ・ダフィー、安定度高いヤクルト・グリーン……来季の新外国人選手、活躍はいかに

11月も半ばを迎え既に5人の新外国人選手の獲得が各球団から発表された。ロッテ・ダフィーや、西武のシュリッター、DeNAウィーランドら新外国人たちは来季、チームの躍進に貢献できるだろうか。

2016/11/20

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ダフィーは守備に課題

 メキシコ、オランダとのWBCに向けた強化試合も終了し、ストーブリーグへとステージを移したプロ野球。FAや戦力外通告選手の獲得と共に、新外国人補強でも連日多くの選手の名前があがっている。現時点でも、既に5人の新助っ人の獲得が球団から直接発表されている。

 以下は11月19日0時時点で球団から公式発表があった新外国人選手。※()内は獲得発表日と2016年シーズンの所属先

ロッテ:マット・ダフィー 内野手 右/右(11月17日 アストロズ)
西武:ブライアン・シュリッター 投手 右/右(11月10日 ロッキーズ傘下3A)
DeNA:アウディ・シリアコ 内野手 右/右(10月25日 石川ミリオンスターズ)
DeNA:ジョー・ウィーランド 投手 右/右(11月7日 マリナーズ)
ヤクルト:ディーン・グリーン 内野手 右/左(11月14日 タイガース傘下3A)

 ロッテが獲得を発表したマット・ダフィーはマイナー通算94本塁打の長打が最大の売り。マイナー6シーズンでのスラッシュラインは.283/.357/.458となっている。15年に3Aで20本塁打、104打点を記録し、シーズン終盤にはメジャー昇格。9打席ながら3安打3打点を記録した。

 しかし開幕をメジャーで迎えた今季はわずか3試合の出場でマイナー降格となり、打撃不振は続く。アストロズとレンジャースそれぞれの傘下3Aに在籍し、109試合で打率.229、本塁打も14本に終わった。長打力はあるものの三振も多く、今シーズンは401打数で124三振。また長打も33本中右方向は6本だけと引っ張りの傾向も強い。

 それ以上に懸念されるのが、三塁の守備。
 守備範囲・ハンドリング共に難がある。メインポジションの三塁でもマイナー通算475試合で失策は72個、守備率は.946と厳しい数字が並ぶ。実際、今季は三塁と一塁の他、レフトとショートの守備にも就いた。

 ちなみにタンパベイ・レイズには同姓同名で昨年新人王投票2位のマット・ダフィーが在籍している。スポーツ紙で球団関係者の守備を評価するコメントが紹介されたことから、ネットでは「レイズのダフィーと間違えたのでは?」という声も上がった。ロッテは前身の東京オリオンズ時代に元ヤンキースのヘクター・ロペスとアルト・ロペスを間違えて獲得した過去もある。(アルトはロッテ4年間で3割3度と活躍)

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