オリ糸井、阪神移籍決定。人的補償対象外の28人、誰をプロテクトするのかを予想する
FA権を行使していたオリックスの糸井嘉男が阪神移籍を決断した。今後はオリックスが人的補償を選択するのかどうか注目される。
2016/11/24
オリックス手薄の捕手陣は逆にプロテクト
プロテクトといっても、単純にいい選手を保護すればいいというものではない。これは、戦略の部分もある。対象の球団となるのがオリックスであるから、相手の補強ポイントを睨みながらの選択というのも考えていきたい。
ひとまず、オリックスは投手の人材があふれている。左腕投手がやや薄いが、右投手はほぼ補強の必要がないだろう。そう考えると、プロテクトは以下の選手と予測する。
【能見篤史、岩貞祐太、藤浪晋太郎、岩田稔、歳内宏明、石崎剛、高橋聡文、竹安大知、青柳晃洋、松田遼馬、岩崎優】
驚いた人もいるのではないか。藤川球児を外した。
藤川は阪神にとってレジェンドというべき存在だが、オリックスの戦力から考えれば、藤川を補強する必要がない。安藤優也も同じ理由で外した。左腕の島本浩也、横山雄哉、山本翔也、榎田大樹あたりは狙われそうだが、左腕は能見篤史、岩田稔、髙橋聡文、岩貞祐太、岩崎優を優先した。実績なら、高宮、榎田あたりは狙われてもおかしくないが、年齢を考えたら、彼らは失ってもそうは痛くないはずだ。
次は捕手。
【坂本誠志郎、岡﨑太一、梅野隆太郎、原口文仁】
オリックスは捕手がかなり少ないから狙われる。今季、出場機会の多かった選手を中心に多めにプロテクト。原口文仁、梅野隆太郎、岡﨑太一、坂本誠志郎はリストに入れた。
【次ページ】西岡はプロテクト外か？