巨人入団のマギーは再び日本で活躍できるか? 過去の復帰組にカリブの怪人、明暗分かれた2人のローズら
13年に東北楽天ゴールデンイーグルスで活躍し、球団初の日本一に貢献したケーシー・マギーが、来季巨人でプレーすることになった。
2016/12/07
13年楽天日本一の功労者、14年はメジャーでカムバック賞
V奪回を目指し、着々と戦力補強に走る読売ジャイアンツ。4日には、13年に東北楽天ゴールデンイーグルスで活躍したケーシー・マギー(大リーグ、デトロイト・タイガースからFA)の獲得を正式発表した。
マギーは、楽天時代の13年に球団創設初のリーグ優勝と日本一に貢献。4番のアンドリュー・ジョーンズの後を打つ「5番・三塁」で打線の中核を担った。マギーの日本球界での主な成績は以下の通りとなっている。
◆マギーの楽天時代の主な打撃成績
13年 144試合 打率.292 28本塁打 93打点
日本球界には1年しか在籍していないが、全144試合に出場して好成績を残した。また、米国球界に復帰した14年はマイアミ・マーリンズでプレーして打率.287、4本塁打、76打点という成績を残し、安打数もリーグ4位の177本と自己最多を更新。ナリーグのカムバック賞を受賞している。
15年はサンフランシスコ・ジャイアンツとマーリンズでプレー。2チームで109試合に出場し、打率.198、2本塁打、20打点と低調。しかし、3Aサクラメント(ジャイアンツ傘下)では10試合で打率.357、2本塁打、7打点という成績を残している。
16年はタイガースで30試合に出場し、打率.228、0本塁打、1打点。しかし、3Aトレド(タイガース傘下)では116試合に出場してリーグ4位の打率.317、6本塁打、50打点という成績を残しているだけに、やはり3Aでは格の違いを見せつけている。来季4年ぶりの日本球界でどんな活躍を見せてくれるのか注目される。
今回のマギーのように日本球界でプレーしたあと、米国球界などに復帰して再び日本に舞い戻った外国人選手は他にもいる。主な“出戻り助っ人”たちは以下の通りだ。
◆日本球界に出戻りした主な外国人選手
※1シーズン以上、日本を離れた選手のみ
■オレステス・デストラーデ
89~92年西武ライオンズに所属
95年日本球界に復帰し、西武でプレー
■タフィー・ローズ
96~98年近鉄バファローズ、99~03年大阪近鉄に所属
04、05年巨人に所属
07年日本球界に復帰し、09年までオリックスでプレー
■ロベルト・ペタジーニ
99~02年ヤクルトに所属
03、04年巨人に所属
10年日本球界に復帰し、福岡ソフトバンクホークスでプレー
■ブライアン・シコースキー
01~03年千葉ロッテマリーンズに所属
04、05年巨人に所属
07年日本球界に復帰し、東京ヤクルトスワローズでプレー
08、09年千葉ロッテに所属
10、11年埼玉西武に所属
■フェルナンド・セギノール
02年オリックスに所属
04年日本球界に復帰し、07年まで北海道日本ハムファイターズでプレー
08、09年に東北楽天に所属
10年オリックスに所属
■ジェイソン・スタンリッジ
07、08年福岡ソフトバンクに所属
10年日本球界に復帰し、13年まで阪神でプレー
14、15年に福岡ソフトバンクに所属
16年~千葉ロッテでプレー
■ケニー・レイ
13年東北楽天に所属
15年から16年まで楽天でプレー(16年自由契約)