ユーキリス、ペニー、ハワード…日本プロ野球史で額面通りに働けなかった大物助っ人外国人
アンドリュー・ジョーンズを筆頭に近年増えている大物助っ人選手。しかしメジャーリーグでの輝かしい実績とは対照的に芳しくない成績を残して日本を去ってしまうことも多い。いくつかの事例を紹介したい。
2015/01/09
大物助っ人して入団も、シーズン序盤で去った助っ人
一方でファンの期待を裏切った選手も数多い。
記憶に新しいのは、昨年楽天を退団したユーキリス。メジャーでは「四球のギリシャ神」とも称された選球眼と高い打撃技術で活躍。個性的なバッティングフォームも相まって日本でもファンは多かった。しかし怪我に見舞われ21試合出場にとどまり、本塁打はわずか1本。シーズン終了後に現役引退を表明した。
MLB:145試合 打率.312(538-168) 29本 115打点 (2008年)
NPB:21試合 打率.215(65-14) 1本 11打点 (2014年)
同じく昨年オリックスに入団したベタンコートも、メジャー通算1057安打と実績はあったが成績はふるわず7月には契約解除となった。74打席で四球0に終わった。もともと選球眼は不安視されていた。
MLB:155試合 打率.289(536-155) 9本 67打点 (2007年)
NPB:18試合 打率.141(71-10) 0本 4打点 (2014年)
近年の投手ではブラッド・ペニー(元ソフトバンク)のインパクトが強い。2年連続16勝、2桁勝利6度の大物右腕の入団は、日本中の注目を集めたものの結果は散々。登板したのはわずか1試合、64球で6失点と炎上すると肩の故障や首脳陣との不和もあり、5月には退団が発表された。
帰国してから日本球界への恨みつらみをメディアにぶちまけたこともありファンの印象は最悪に近い。
MLB:33試合 16勝4敗 奪三振135 防御率3.03 (2007年)
NPB:1試合 0勝1敗 奪三振1 防御率10.80 (2012年)