神ってる! イチローMLB通算3000本安打達成、コリジョンルール……編集部が選んだ2016年10大野球ニュース
2016年を10大ニュースで振り返るシリーズ。 今年、野球界で起きたたくさんの出来事をトピックスとともに紹介する。
2016/12/20
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史上初のトリプルスリー、ソフトバンクまさかの大失速など
■山田哲人2年連続トリプルスリー達成!
昨年、打率.329、38本塁打、34盗塁を記録し、プロ野球史上9人目(同年にソフトバンク柳田悠岐も到達)となるトリプルスリーを達成した東京ヤクルトスワローズの山田哲人。今季は怪我で途中離脱するなど苦しんだが、最終的には打率.304、38本塁打、30盗塁で2年連続のトリプルスリーに到達。2年連続の達成、複数回の達成は、いずれもプロ野球史上初の快挙。また2年連続で盗塁王にも輝いた。
■ダイヤモンドバックスとマイナー契約、元ロッテ中後3Aに昇格!
昨年、千葉ロッテマリーンズから戦力外通告を受けた中後悠平。12球団合同トライアウトに参加したが、結果を残すことができず、BCリーグ武蔵ヒートベアーズへの入団が決まっていた。しかし、独特な投球フォームなどがメジャースカウト関係者の目に止まり、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約。3Aに昇格すると13試合連続無失点と好投。メジャー昇格間近まで迫った、来季はメジャーデビューが期待される。
■大混乱!コリジョンルール導入
今季から正式に導入が決まったコリジョンルール。しかし選手やファンの間ではなかなか浸透せず、シーズン中はその適用の正否が議論になることも多かった。7月22日から「送球がそれてやむを得ず走路に入った場合は対象外で、ブロックしたかどうかを厳格に判断する」新ルールに改定され、前半戦に比べてコリジョンによる試合の中断が減少した。
■ホークスまさかの大失速で3連覇逃す!
今季のソフトバンクは、開幕60試合時点で40勝15敗5分のロケットスタートに成功。6月の段階でマジック点灯や最短優勝も噂された。しかしチームの不振と日本ハムの追い上げが重なり、9月28日にまさかのV逸が決定。CSではロッテに連勝して第1ステージを突破したものの、シーズンのリベンジを期した第2ステージでは日本ハムに2勝4敗で敗戦。14年から続いていた日本シリーズ連覇は思わぬ形で幕を閉じた。
■開幕直前に野球賭博問題が浮上
昨オフ、球界を大きく揺るがしたのが読売ジャイアンツ所属選手による野球賭博問題。福田聡志、笠原将生、松本竜也の3選手が自チームの試合を含む野球賭博に関与したことで無期の失格処分。開幕を直前に控えた今年の3月には、高木京介も1年の失格処分を受けた。捜査の中で、ジャイアンツだけでなく多くの球団内で勝敗やプレーを対象にした金銭のやり取りが日常的に行われていたことが発覚。各球団が対応に追われた。