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最優秀防御率に輝いたロッテ・石川歩、年々進化する”打たせて取る”投球。抜群の制球力で最も効率の良い投手に

今季パリーグの最優秀防御率のタイトルに輝いた石川歩。年々、着実に数字の内容が改善されている。

2016/12/21

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奪三振率は低い

 もともと制球力が生命線の投手であり、すでに昨年、BB9では1位だったが、今年はさらに進化して、断トツの数字になった。
 
・BB9 2.08(5)→1.71(1)→1.22(1)
 
 石川歩の奪三振率は5.77で、規定投球回数に達した投手の中で2番目に低い。それでいて防御率1位。打たせて取る投球法で、走者を出さず、効率的な投球をしていることがわかる。
 
 その結果としてQS(6回以上投げて自責点3以下)率も飛躍的に進化した。
 
・QS率 56.0%(9)→74.1%(4)→78.3%(2)
 
 三振をバッタバッタと奪う派手な投球ではないものの、石川歩はいつの間にか勝っている「名人芸」のような投手なのだ。
 
 石川は田中将大、前田健太、坂本勇人、柳田悠岐、斎藤佑樹らと同じ「ハンカチ世代」。プロ入りするまでは目立たない存在ではあったが、今や、同い年のスター選手に肩を並べる存在になろうとしている。
 来季はどんな進化を見せるだろうか?d

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