2年連続トリプルスリー、2000本安打、月間5度のサヨナラ勝ち……NPBで今季達成した主な記録
2016年もあと数日。今シーズン達成した主な記録を振り返りたい。
2016/12/28
ソフトバンクの今宮は最年少記録を樹立
次に打撃部門で達成された記録だ。
・2000試合出場
荒木雅博(中日) 49人目
・1500試合出場
福留孝介(阪神) 185人目
今江敏晃(楽天) 186人目
・2000安打
新井貴浩(広島) 47人目
・1500安打
中島宏之(オリックス) 119人目
栗山巧(西武) 120人目
福留孝介(阪神) 121人目
今江敏晃(楽天) 122人目
・350二塁打
新井貴浩(広島) 40人目
・300本塁打
新井貴浩(広島) 42人目
・1000打点
村田修一(巨人) 43人目
井口資仁(ロッテ) 44人目
・200盗塁
糸井嘉男(オリックス) 73人目
・200犠打
今宮健太(ソフトバンク) 38人目
・トリプルスリー
山田哲人(ヤクルト) NPBでは11回目
※2年連続は初。
・サイクル安打
大島洋平(中日) NPBでは68度目、セでは34度目
福留孝介(阪神) NPBでは69度目、セでは35度目
※福留は2度目の達成。
・月間16本塁打
筒香嘉智(DeNA) 月間16本以上はNPB5人目
・3試合連続2本塁打
筒香嘉智(DeNA) NPB史上初
今年から“ヤクルトの顔”となった男は昨季に続き、今季もやってくれた。
東京ヤクルトスワローズの顔である“背番号1”を背負った山田哲人は、NPB初の2年連続トリプルスリーを達成。開幕前は、プレッシャーで成績が下がるのではないかという懸念もあったが、そんな不安を吹き飛ばすかのように、打率.304、38本塁打、30打点と結果を残している。今や侍ジャパンにも欠かせない存在となっている男の今後は末恐ろしい。
中日の荒木雅博は、4月9日に本拠地・ナゴヤドームで行われた対巨人戦で史上49人目の通算2000試合出場を達成した。今季は72試合でスタメン出場するなど、プロ21年目もまだまだチームに必要不可欠な存在だ。来季は、あと39本で達成となる2000本安打に期待がかかる。
史上最年少で通算200犠打を達成したソフトバンクの今宮健太を忘れてはならない。
6月2日の対中日戦の2回ウラ。無死一塁2ボール1ストライクから、送りバントを見事に決めた。これまではNPB最多の533犠打を記録した川相昌弘氏(27歳9カ月)より若い24歳10カ月と、最年少記録を樹立した。7年目終了時点で218犠打をマークしているが、いずれは最多記録も更新となるのだろうか。
そして、今年一番と言ってもいいほど注目された記録は、広島東洋カープの新井貴浩が達成した通算2000本安打だ。
本人も本当に野球が下手だったと認めているように、入団当時から決して高いとは言えない評価をされてきた新井だが、今や球界を代表する名選手となった。真面目な人柄は多くの野球人、プロ野球ファンから愛されている。今シーズンは同記録以外にも、350二塁打(40人目)、通算1000得点(41人目)、300本塁打(42人目)など、数々の記録を達成している。