ホークス松本裕樹と髙橋純平、高卒ドラ1コンビの現在地。田中正義よりも「先に一軍で投げたい」
ホークス期待の若鷹といえば、2014年、15年のドラフト1位で入団した松本裕樹と高橋純平だ。2人とも甲子園を沸かせ、高卒でドラフト1位の指名を受けたが、1年目のスタートはリハビリ組からの始動だった。
2017/01/03
まもなく田中正義が合流
水上善男二軍監督は松本と高橋の2016年を次のように振り返った。
「一軍でやっていく選手だという素質を感じさせてくれた。ピッチャーはオフは主に体づくりになると思うが、プロである以上、そして、ファームでやっている以上は、他の選手よりもやっていくべきだし、やっていると思う」
二人の“ドラ1の責任感”が水上監督の目には映っていた。その自覚があれば、自然と練習に現れてくるはずという。「オフ、2017年に向けてどうレベルアップしてくれるかな」と期待感を抱く。
高橋は、「“1位”だからやらなきゃいけないっていう考えはあります」と、同じドラ1の松本と共に、今季のステップアップを誓う。まもなく2016年のドラフト1位、アマ球界NO.1右腕・田中正義がチームに合流する。
燃える想いももちろんある。「ジャスティスさんより先に一軍で投げて、『おっ!』と思わせたい」
それぞれの“1年目”を終えて、期待される両ドラ1右腕の2017年は、どんな飛躍のシーズンになるのだろうか。ライバルも増えるが、チャンスも増える。いや、自ら掴みに行くはずだ。