ロッテ・伊東監督が殿堂入り!西武黄金期を支え「大先輩に近づけたかな」
2017/01/16
公益財団法人 野球殿堂博物館は1月16日、「平成29年 野球殿堂入り」を発表した。
競技者表彰委員会のプレーヤー表彰には、千葉ロッテマリーンズの伊東勤現監督が選出された。
伊東監督は、1981年ドラフト1位で西武ライオンズに入団。3年目から正捕手として、西武ライオンズの黄金期を支えた。堅守と好リードでチームを14度のリーグ優勝、8度の日本一へと導いている。
実働期間は22シーズンで、通算2379試合に出場。7050打数、1738安打、811打点、156本塁打、打率.247をマークし、ベストナイン10回、ゴールデングラブ賞を11回獲得している。
殿堂入りしたことについて、「野球界にたくさんいらっしゃる諸先輩方に、申し訳ない気持ちで、まだ実感がわいていない。本当に自分でいいのだろうかという気持ちが正直なところ」だと、胸中を明かした。
また、熊本工業高校から西武へ進んだ伊東監督は、「現役時代に恩師として指導して頂きました、(熊本工の)大先輩の川上哲治さん、(西武で指導を受けた)廣岡達朗さん、森祇晶さんと与那嶺要さんと一緒になれた(殿堂入りできた)ことで一歩でも近づけたかな」と、感謝の気持ちを述べた。
殿堂入り発表会に出席した“マサカリ投法”の愛称で親しまれた村田兆治氏は、「ロッテは戦力がいません!」と会場を笑いに誘ったうえで「いないなかでどうやって力を見出すか。戦力はなくても優勝、日本一になって」とロッテOBとして、伊東監督に檄を飛ばした。