日本ハム・斎藤佑樹「あとがない」。背水のプロ7年目へ悲壮な覚悟「まずはキャリアハイを…」
2017/01/26
北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手は26日、都内で公開トレーニングを行った。
昨年10月に元福岡ソフトバンクホークスの松中信彦氏の紹介でトレーナーのケビン山崎氏と出会い、11月から、ケガの影響で正しく使うことができなくなった筋肉を教育し、軸の矯正を行うトレーニングに励んできた。
今回、ケビン氏の下でトレーニングをしたいと思った理由は「自分に合うようなトレーニングをしたい今の自分の体に必要なことを話していくなかで、ケビンさんの技術、トレーニング方法が今の自分に一番合っていると感じた」からだと話している。
今オフは、2017シーズンに向け“再生”を課題とし、大学1年生の頃の投球フォームに戻すよう取り組んできた斎藤。
報道陣向けに配布された資料によると、大学2年のときに左股関節を負傷し、投球フォームが崩れはじめ、さらにプロ1年目に左腹斜筋をケガ。その影響もあり、3年目に下半身がうまく使えず、上半身を使った投球をしてしまい、右肩を壊した経緯があるようだ。
その結果、故障箇所を避け続けたため、重心位置が高く、力が伝わりづらいフォームになり、思うような結果が出なかったという。
斎藤は昨季、11試合(先発は3試合)に登板するも、勝ち星を手にすることはなかった。
背番号が1となり、初めて挑む今季。「球団の配慮に感謝している。まずは恩返しできるように」と前置きしたうえで、「『あとがない』という気持ちで自分の持っている力を精いっぱい出したい」と強い覚悟を持っている。
今季については、「プロである以上、結果は大事だと理解している。ファンの方や球団の方に少しでも恩返しできるようにと考えると、成績を残すことが一番。まずはキャリアハイを目指したい」と、プロ7年目の決意を語った。