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デスパイネのソフトバンク入りは確実も、にわかに漂う亡命の気配。グリエルの悪夢再び

昨季までロッテでプレーしていたデスパイネが、現地メディアのあるコーナーで、ソフトバンク入りについて自身の言葉でコメントした。ソフトバンクに入団することはほぼ確実のようだが、大会期間中の失踪・亡命が心配されている。

2017/02/02

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高橋康光



デスパイネは国内王者・グランマの一員として参加

 日本でもすでに報じられている、前千葉ロッテマリーンズのアルフレド・デスパイネの福岡ソフトバンクホークス入りだが、ついに自身の口からも、同チーム入りについてのコメントが発せられた。
 
 デスパイネは、現地1月30日、キューバメディア「クーバ・デバーテ」の1コーナー「フォロ・デバーテ」に、カリビアンシリーズ、WBCの両大会でキューバ代表を率いるカルロス・マルティ監督とともに登場し、ウェブ上でファンとの質疑に応じた。その際に、自身の去就について「カリビアンシリーズ後にソフトバンクとサインするだろう」と明言した。そして同日の「ラ・メーサ・レドンダ」というテレビ番組に出演した際にも、同様の発言を行っていることからも、ソフトバンク入りはほぼ確実とみていいだろう。
 
 ちなみに上述のカリビアンシリーズとは、ドミニカ共和国、ベネズエラ、プエルトリコ、メキシコの各ウインターリーグ王者により争われ、今年で59回目を迎える伝統ある大会だ。元々の参加国でありながら、長年不参加状態であったキューバは、2014年大会から4年連続で招待国としての参戦となっている。今年は、2月1日~2月7日、メキシコ・クリアカンでの開催となっている。
 
 デスパイネ自身も、4年連続で同大会に参戦することになっているが、今年は若干状況が異なっている。過去3大会は、キューバ国内リーグ王者の補強選手としての選出だったが、今大会は自身が所属するグランマが国内王者となったこともあり、優勝チームの一員としての参戦であり、モチベーションも一段と高そうだ。

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