広島の伝統「背番号40」を背負う磯村。“進化”を狙う7年目、達川ら名捕手の系譜を継ぐ【2017年ブレイク期待の選手】
かつて達川、倉らも背負った伝統の背番号40を今季からつける磯村。オフに、球界屈指の内野手・菊池から学んだものを生かし、ブレイクを狙う。
2017/02/04
より高いレベルでプレーしたい
これまではバットのヘッドが下がってしまうことがあった。しかし、バットの出し方はもちろん、体の回転を使うことで、内角球への対応が向上した。
2016年は打撃技術も向上し、プロ初打点もマーク。なにより1年を通して1軍を経験できた。
「優勝もできましたし、より高いレベルを見ることができたのが大きいです。打者も投手も雰囲気が違いました。こういう中でもっとやりたいと思うようになりました」
明るい性格で誰からも愛され、練習からハードワークは怠らない。プロで花開くための土台である肉体は強化した。
そこに、細かなステップで培った体のキレと球界トップ打者から学んだ打撃技術である。
「体の強さはある程度自信があります。あとは、とにかく野球の動きの中で上達したいです」
コツコツ土台を積み上げた男の6年間が「基礎編」ならば、ここからは「応用編」への突入である。
達川光男、倉義和ら名捕手の象徴のような背番号40を背負う。しかし、笑顔と全力の24歳はあくまで自然体。ブレイクの瞬間を迎えようとしている。
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