巨人ファンが語る「V4へのキーマン片岡治大」とは?
昨年、FAでライオンズから移籍した片岡治大。期待は非常に高かったが、不完全燃焼に終わった。昨年の悔しさを、今年に全てをぶつける覚悟だ。
2015/01/23
勝負強さが持ち味のはずが……
ずっと片岡のファンだった。
08年の日本シリーズ第7戦、この男の好走塁で巨人が敗れた時も「片岡ならしょうがねえな」とすら思った。
土壇場での圧倒的な勝負強さ。
原監督も「08年のシリーズはマークしてマークしてマークしたけれども走られた」と脱帽。
あの片岡治大がFAで巨人に来てくれる。
だから、栄光の背番号8を背負うことにも不満はなかった。
開幕後もB’zの『ウルトラ・ソウル』の登場曲で東京ドームは盛り上がり、二塁レギュラーとして定着。
一発を放てる小力とチーム屈指の走力を併せ持った攻撃的な2番バッター。
交流戦ではこれまで培ったパリーグのデータを生かし、随所で好プレーを連発。
見事、チーム2年ぶりの交流戦優勝の原動力となった。
……なんだけど、巨人ファンの記憶はそこまでだ。
気が付いたら、打撃不振に陥り2軍落ち。
打率252、6本塁打、32打点、24盗塁、OPS.644。ちと不安定な二塁守備(11失策、守備率983)。
自身4年ぶりの100試合突破となる126試合に出場したものの、平凡な成績に終わった。
得点圏打率.333(84打数28安打)という勝負強さを買われ、時に恐怖の下位打線としてチームに貢献。
いやいや、俺ら「8番セカンド片岡」を期待して獲ったんちゃうで。
仮に片岡の人的補償選手が脇谷ではなく一岡竜司だったら、今頃ディスられまくっていただろう。
あ、すいません。