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巨人ファンが語る「V4へのキーマン片岡治大」とは?

昨年、FAでライオンズから移籍した片岡治大。期待は非常に高かったが、不完全燃焼に終わった。昨年の悔しさを、今年に全てをぶつける覚悟だ。

2015/01/23

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あの日の悔しさを今季に

最初良くて、尻すぼみ。スタートダッシュ後、息切れ。
正直、印象は良くない。
うーん、あの人見た目はいいけど、何度か会ったら意外と普通だよね。
なんて合コン後、お姉ちゃんから保険としてキープされちゃうイケメンの悲哀。
だから、球団は片岡をキープしたまま、グリエル(DeNA)の獲得に動いた。
皮肉なことに、キューバの本命にフラれたことにより、命拾いしたエイトマン。
 
グリエル獲得の失敗。
巨人ファンとしては残念で、片岡ファンとしてはホッと一安心。
これで片岡に2年目の挽回のチャンスが残された。
二塁を争うライバルの井端は今季40歳を迎え、寺内や藤村も打撃に不安を残す。
トップバッター候補の長野久義はオフに右膝を手術した。
今こそ「1番セカンド片岡」の復活が望まれるチーム事情。
昨年11月には3泊4日の断食修行を決行。
年が開けると、大人数での合同自主トレに励むチームメイトを横目に、単身で2週間の沖縄自主トレ。
あえて孤独なトレーニングを選んだ31歳。
スポーツ報知によると、左膝に不安を抱えていた昨オフとは違い、例年にないハイペース調整。
200メートル走20本や、スパイクを履いての短距離ダッシュを中心に1日8時間のガチンコトレーニングをこなしたという。
 
昨年のクライマックスシリーズ阪神戦では満塁の一打逆転のチャンスで「代打セペダ」を送られ、時の涙を見た。
自分はポストシーズンでの勝負強さを買われて、このチームにやって来たんじゃなかったのか?
なのに、元背番号8のボスには打席にすら立たせてもらえなかった。
西武最終年、熾烈なクライマックスシリーズ争いが続いた10月は、25打数10安打の打率.400、OPS1.043と驚異的な集中力を発揮。
ここぞの場面で誰よりも頼られていた選手が、巨人では完全スルーされちまった。
さらに球団は自分の代役としてグリエル獲得に動いたリアル。
これで、悔しくなければ嘘だ。
 
20日、沖縄自主トレから帰京した片岡。
色黒に日焼けした精悍な表情に引き締まった肉体、「今年は前半戦だけで30盗塁」と意気込む男の姿。
まるで、あの頃のハングリーな片岡が戻ってきたようだ。
今シーズンの巨人のキーワードは「復活」。
4番阿部の打棒復活、そして片岡の完全復活。
史上2人目の両リーグ盗塁王が達成された時、巨人のV4はぐっと近付くだろう。
 
See you baseball channel……

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