今年もいるか、掘り出し物?お騒がせ者? キャンプで入退団した助っ人外国人
キャンプ中に入団する助っ人選手は注目度が低くなりがちだが、元巨人のガルベスら1年目から活躍を見せた選手も多い。そんな彼ら掘り出し物助っ人の活躍とともに、衝撃的な去り方をした『お騒がせ』助っ人もいる。
2015/01/26
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名選手のまさかの退団劇、登板前日に帰国してしまった助っ人も
来る人もいれば、去る人もいる。キャンプ中の退団劇で有名なのが2003年にロッテが獲得したロバート・ローズだ。
数々の打撃タイトルに加え、史上初のサイクル安打3回を記録しあのマシンガン打線の4番を務めたベイスターズ史上最高の助っ人。2年のブランクがあるとはいえ超大物の獲得にファン、首脳陣の期待は高まるばかりだった。
しかしローズにかつての力は残っていなかった。紅白戦で8打数無安打に終わると2月19日に「野球への情熱がなくなった」という言葉とともに帰国。新背番号4が公式戦で披露されることはなくわずか28日での退団は史上最速だった。
過去にはテストでとんでもない「掘り出し物」を見つけてしまった球団もある。それが1974年日本ハムに入団したバール・スノー。
貿易会社の社員として来日したついでに日本ハムのテストを受けたスノーは投手不足のチーム事情もあってなんと合格。当時の主力打者である張本勲の評価も高く「これは思わぬ掘り出し物か」とほくそ笑んだ首脳陣だったがまさかの展開が待っていた。
二軍での初登板前日となる4月25日にその日振り込まれた月給50万円を全額引き出して、その後行方知れずに。四方八方手を尽くして捜索した球団がスノーが帰国していた事実をつかんだのは数日後のことだった。2軍戦にすら出場することなく永久失格選手となったのはスノーが初。
キャンプ中に入団する助っ人選手は、過去にはこうした印象深い活躍をした選手も多い。今年はどんな選手が来るのだろうか。ぜひ注目してもらいたい。